39回も転職しているため、「履歴書に職歴が書ききれない!」という悩みにぶち当たりまくりました。その際に、他のサイトで「履歴書 職歴 書ききれない」などと検索してみた内容がこちら。
・エクセルの行数を増やそう!
・学歴を省略して職歴を増やそう!
・1行に入職と退職をまとめよう!
「そこが書ききれない問題なんじゃない!」という人も、私のようにたくさん転職を経験した方ならいますよね?
本記事では以下のことを解説します。
履歴書に職歴が書ききれない対策
- 履歴書に職歴が書ききれないときのまとめ方
- まとめられない職歴は履歴書に書かなくてもOK
- 履歴書を無料で添削してもらう方法
結論、書ききれないほど多すぎる職歴は、書かなくても問題なし。でもそれなりに、履歴書の職歴欄の筋を通して、面接に繋げていきたいですよね。
そこで、39回も転職した私の実体験をもとに、3ステップで履歴書の職歴を書く方法を教えます!
そんな方は、無料の転職エージェントの「履歴書添削サービス」を利用しましょう◎
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履歴書に職歴が書ききれないときの対処法3ステップ
職歴が多いことで履歴書に書ききれない場合の対処法は、「まとめて書く」のが最善策。
でも、まとめるのは職歴を減らすことなので、それはよくない! と心配になりますよね。そこで、賢くまとめよう! というのが今回のお話。
職歴をまとめる3ステップ
- 似ている職歴を合わせて履歴書に書く
- 多すぎる職歴は履歴書から抹消する
- 希望職種に近い経験や戦力になる職歴だけを履歴書へ記載する
では早速、うまくまとめていく方法を3ステップで解説していきます!
①:似ている職歴をまとめて履歴書に書く
まず最初は、履歴書に書ききれない職歴をまとめるステップを例題で解説します。
・パン屋経験:半年間
・カフェ経験:半年間
・ファミレス経験:1年間(直近勤務)
もし上記の職歴だとしたら、これらは全て「飲食系」ですよね。…ということで、飲食系の職歴として、全てまとめます!
・株式会社ファミレス 2年間 在籍
実はまとめるのには、以下の法則に注意して行う必要があります。
まとめて消してはダメな職歴
- 1番直近の職歴
- 1番良い経験をした職歴
- 1番長く勤めた職歴
- 1番良いストーリーがある職歴
順番にサクッと解説します。
(1)1番直近の職歴
直近でやめた職歴は、合わせ技NGです。直近のお仕事は、雇用保険被保険者証などを転職先の会社に提出するので、必ず履歴書の職歴に記載しましょう!
また、直近のお仕事は面接でどんな活躍をしてきたか聞かれる可能性が高いです。そのため、例題の「ファミレス」は、飲食系グループとして職歴をまとめるこはできません。
(2)1番良い経験をした職歴
1番良い経験をした職歴は、面接で勝ち抜くための材料となるので、履歴書に書きましょう。
大きな経験を得られなかった仕事は、面接で強みになる話をすることができないため、まとめてOK。
(3)1番長く勤めた職歴
長く勤めた仕事だと、自分が後輩に教える立場であったり、管理を任されたりなど、面接で多くのことをアピールできる材料となります。
1番長く働いていることから、他の職歴と合わせても違和感があまりなくスムーズな面接にできるのもポイント。
(4)1番良いストーリーがある職歴
1番良いストーリーがある職歴は、履歴書→面接と繋がるので大事。
例えば、カフェでラテアートを提供したらお客様に感激され、それをキッカケに仲良くなりリピートしてくれるようになったとか…。クレーム系のストーリーでも、最終的にお客様が満足してくれたなら大きなメリット。
面接で使える材料になるかどうかが、代表にする職歴を作るためのポイントです。
4つの法則を抑えて、履歴書で職歴が書ききれない部分を合わせる
(1)の1番直近の職歴は、外せないのでまとめずに履歴書へ書きましょう。
その他(2)〜(4)に1番当てはまるものや、この経験やストーリーは面接に外せない! というものを代表にして履歴書の職歴をまとめて書きましょう!
【×】するとこの長い履歴書の職歴が……
2018年 1月 株式会社パン屋 入職 |
2018年 6月 株式会社パン屋 退職 |
2018年 7月 株式会社カフェ 入職 |
2019年 1月 株式会社カフェ 退職 |
2019年 2月 株式会社レストラン 入職 |
2020年 2月 株式会社レストラン 退職 |
【◎】スッキリした職歴欄になります!
2018年 1月 株式会社レストラン 入職 |
2020年 2月 株式会社レストラン 退職 |
1番長く勤めた会社であり、直近の仕事に持ってきてまとめるのが1番楽ですね。
この例のように時期が連続していなくても、同じ「飲食店グループ」として合わせて履歴書に書いてもOK。だって書ききれないのだから、良いのです笑。
確かに、慣れていないと不安ですよね。心配な方は、無料で転職エージェントに「履歴書の添削」と「面接対策」をしてもらいましょう!
以下の記事では、タイプ別におすすめの転職エージェントを紹介しているので、ぜひ利用してみてください。
>>【未経験OK】おすすめ転職エージェント10選!40回転職した私が解説
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②:多すぎる職歴は履歴書からまとめて消す
職歴がありすぎると、まとめるのも難しいですよね。それなら、先程の(1)〜(4)に当てはまらなかったり、勤務期間が短い職歴は、履歴書から抹消しちゃいましょう。
履歴書に職歴を書ききれない上に、その職歴を面接官に言うメリットってありませんよね? 転職歴の多い人の中には、経歴詐称をしてる人も結構います。なぜなら、そうしないと面接が通らないからです。
面接に通らなかったら、転職ができません。だから、履歴書に書ききれない職歴を抹消するのは仕方ない。
消すのは罪ではないと思って、書ききれない職歴は抹消しましょう。
③:希望職種に近い経験や戦力になる職歴だけを履歴書へ書く
例えば、塾講師になりたいとして、以下の仕事経験があるとしましょう。
・パン屋
・カフェ
・ファミレス
・一般事務
・コールセンター
・企業受付
・アパレル
・工場作業
まず、飲食店はまとめられますよね(パン屋、カフェ、ファミレス)。ファミリー層=子どもを相手にするファミレスを、代表として選ぶのが良いでしょう。
次に、一般事務、コールセンター、企業受付もまとめましょう。どれも事務作業や電話対応がメインなので、ここでは一般事務を代表として履歴書へ。
事務作業ができるのも、塾講師としては強みになります。
表面ではなく、仕事内容で判断しましょう!
「セールストークをする」→「営業力がある」=「つまり共感して改善策を見つけられる」…など、アパレル経験だとしても、塾講師に繋げられる強みに変換できますよね! だから履歴書に残してもOKです。
逆に、淡々と作業をこなすだけの工場作業は、不必要と判断。
……紹介してきた方法を実行するだけで、職種が8つから3つへ凝縮できました!
履歴書の添削は、無料の転職エージェント(参考記事)にお願いすれば大丈夫です◎
【実例】履歴書に職歴を書ききれないときの対策方法
会社名はイメージがわくような名称にしていますが、実際の履歴書は画像の通り。
39回の職歴をどのようにしてまとめたのか? ポイントを会社ごとに、簡潔に解説。
新卒入社の仕事はなるべく消さない
・履歴書の職歴1段目「社会福祉法人A保育園」
・栄養士
・正社員
なぜ新卒入社の職歴を消さないかというと、学校卒業後の最初の就職先は、面接で突っ込まれることがあるからです。
特に専門卒だと基本的にはその専門職に就職すると思うので、期間が短くても記載します。
飲食店は1番長く勤めた職歴にまとめる
・履歴書の職歴3段目「Bジャパン株式会社」
・バリスタ
・アルバイト
カフェは他にも何件かやっていたのですが、経歴が1番長く、1番学びのあったカフェを代表として、他の職歴をまとめました。
初めて異業種に転職した職歴は残す
・履歴書の職歴5段目「C株式会社」
・webライター
・アルバイト
キッカケ系は話のネタになるので、外しません。
また、大手企業だったため、アルバイトだとしても面接官は食いついてくれて話のネタにもなります。
資格を取得して就職した企業は記載する
・履歴書の職歴7段目「医療法人D病院」
・医療事務
・正社員
資格を取得したというのは、退職したとしてもアピールポイントになります。勉強熱心=仕事に対する向上性も伝えられるので、履歴書に記載します。
歯科助手、歯科受付も経験がありますが、短期間で無資格だったことから、医療系として引篭病院にまとめました。
転職したい企業へのアピールポイントとなる職種を記載する
・履歴書の職歴9段目「株式会社E」
・webライター
・正社員
web系の再入職で改めてwebへの興味を示す職歴。なぜなら、webライターとして面接を受けようとしていたためです。また、正社員の職歴は少なめだったので採用。
広報部に抜擢されたという経験が大きい体験談となる、ストーリー性において外せない職歴でもありました。
この会社を退職して1年後に海外留学に行ったのですが、そのキッカケとなったのもこの会社だったので、履歴書に書きました。
大手企業の職歴は記載する
・履歴書の職歴11段目「株式会社F」
・webライター
・派遣社員
こちらは大手企業・ネームバリューのある会社だったのでアピール用に職歴へ記載します。初めての派遣社員だったこともあり、働き方を変えたきっかけでもあります。
留学を機にやめたので、そこは素直に履歴書へ記入。
最後に直近の職歴を履歴書に必ず記載する
・履歴書の職歴13段目「株式会社G」
・webライター
・派遣社員
直近の職歴は、必ず履歴書へ記載します。外してしまうと、面接でもうまく話せなくなったりするので、気をつけましょう。
以上が39回も転職した私の履歴書です!
あなたも、書ききれない職歴をどう履歴書へ書くべきか、なんとなくわかってきたのではないでしょうか?
履歴書の志望動機の書き方については、以下で解説しています。
>>履歴書の志望動機が思いつかない?!【10分で書ける】4ステップ
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まとめ:履歴書に職歴が書ききれない場合は、ポイントを抑えてまとめよう!
履歴書の職歴が書ききれないのを解決する、3つのステップのおさらいです。
職歴をまとめる3ステップ
- 似ている職歴を合わせて履歴書に書く
- 多すぎる職歴は履歴書から抹消する
- 希望職種に近い経験や戦力になる職歴だけを履歴書へ記載する
もし、上記を実践できないようであれば、転職エージェントを利用して、無料で「履歴書を添削」と「面接対策」をしてもらいましょう!
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「履歴書に職歴が書ききれない」私たちは、ただ挑戦の数が多いだけ。それって、素晴らしいことじゃないですか?
「こんな経歴があるんだ、面白いね!」と言ってくれる面接官に出会えたら、私たちも喜んでお力添えしたいところ。
「履歴書の職歴が書ききれない!」 なんて小さいことで悩むのやめましょ。…こんな紙切れ1枚で、私たちの何がわかるというんですか。
だからここで話したコツを利用して、履歴書の職歴をうまくまとめてみてくださいね。